アイソレーショントランス

オーディオ・ビジュアル用トランス

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開発にあたって

近年の電源環境はコンピュータをはじめとするディジタル機器の大幅な増加により、年を追うごとにますます厳しくなっています。
特にSACD、DVD、ハイビジョンTV等、関連器材の高音質化、高画質化が進む一方、家庭内における電源環境は反比例して悪化しオーディオ機器等の性能が十分に発揮されていないのが現状です。
さらにオーディオ、ビジュアルコンポーネント自体もディジタル化が益々進化し、自らがノイズの発生源になってしまっている側面も見逃すことが出来ません。

時間帯や曜日によって音質が変わってしまったり、新しい家電製品を入れたら音が悪くなったり等の現象を多くの方々が経験されていることと思いますが、これらの音質悪化の原因は電源ノイズのせいだと考えられています。

これらの対策としては従来より雑音カットトランスあるいは交流安定化電源装置などが存在していますが、最初から真のオーディオ用として開発された物は少なく、その性能もさることながらコスト、デザイン、重量、サイズ、などの面で大袈裟になりすぎると同時に、安全性や構造上の問題点から来る唸り音、漏洩磁束の発生、無負荷時の消費電力等の点からごく一般のオーディオファイルが気軽に使える物ではありませんでした。
このような状況に対し、当社では長年にわたり開発してきた沢山の医療用絶縁トランスの設計、製造のノウハウとオーディオアンプ用電源トランスのノウハウを投入すれば上記の課題をクリアし手軽に電源ノイズ対策ができ、もっともっとオーディオや映像が楽しめるいままでにない優れた物ができるのではないかと考えました。

なお、近代の医療用絶縁トランス(アイソレーショントランス)は高品質、高い安全性、耐久性を備えているだけでは十分ではなく、出力側には高度な画像処理機器と高精細なディスプレイを備えている装置が多く、画像診断を正確にするために電源および周辺機器からのノイズの除去能力も厳しく求められています。
また、一般的には音と映像は扱う周波数が違うので関係がなさそうですが当社製のアイソレーショントランス、電源タップ、コンセント等、電源関係機器においてのテストではオーディオ用として音質の優れたものを映像用の機器に使用してDVDによる大画面再生をしたところ画面のコントラストやメリハリが上がり、またにじみやノイズが減少して絵も綺麗になるなどノイズ低減による改善効果は共通して得られました。

商品開発のスタンスとコンセプト

オーディオ製品はパーツや配線材、ケースの材質等、何を変えても音が変わるという精密機器なみの難しさを持っており電気的および機械的性能を高品質にするだけでは、音を良くするという一番大切な事が満足できません。
アイソレーショントランスもオーディオ用に求められるものは高音質、高性能、高品質、そして使いやすさ、メインテナンス性等も十分考慮された物で、さらにオーディオラックに入れた時に他のオーディオコンポーネントに悪影響を及ぼすような振動、発熱、電磁ノイズ等もより少なくすることが重要です。

当社では、これらのすべてを満足するためにトランスのコア、配線材、各パーツ、ケースの構造、材質等々、長い時間をかけて丁寧に音質テストを繰り返し豊富なノウハウをさらに高めて、そしてコストパフォーマンスの良い完成度の高い製品として誕生させました。
また見た目も他のコンポーネントや周囲との調和を崩さないよう配慮しながら精密な機械加工を加え、気品と美しさを保った外観デザインとなっています。

使用部品

トランス
メインパーツであるRコアトランスは高規格絶縁材、線材、部品を使用していますので長時間の連続運転が可能です。またトランス単体の設計寿命は連続定格負荷で10万時間の高規格となっています。唸り音・騒音の発生も少なくしてあります。

電源スイッチ兼用の安全ブレーカ採用
音質面での評価と長期使用時の利便性、ユーザーの誤使用(過負荷機器の接続)等を考慮し、コストはかかりますがあえて小型サーキットブレーカを採用しました。この電源スイッチ兼用ブレーカは、デザイン面での配慮と安定動作を維持する為(何かの拍子に触ってOFFにならない)、あえて本体底面に設置してあります。基本的にこの電源スイッチ兼用ブレーカは、常時ONで使用しますが、ごく微少の電流が流れておりますので、長期間のお留守や省エネあるいは僅かな唸りを気にされる場合はOFFとしてください。

その他
主要接続部分はすべて産業用機器に使用される高信頼性のファストン端子を採用。LED点灯用電源回路にガラスエポキシ樹脂プリント基板を使用した以外の主要回路接続には絶縁スリーブ付きファストン端子を採用しました。このファストン端子の圧着作業は音質と安全性の両方を確保するため自動圧着機によるトルク管理を実施しています。

音質の特徴

電源ノイズによる曜日や聴く時間による音質変化が大きく低減して、いつでも良い音で楽しめる。

きょうは何故か音が良いなあ、と思われる事が時々あると思いますがこの事に関しては以前より天気のせいとか、体調のせいだとか云われてきましたが、その多くは聴く本人が少々疲れているはずの深夜や休日に多い事を考えると、やはり原因は電源ノイズのせいではないかと思われます。
そしてこの何故か良い音の「良い音」とは低音がどうの高音がどうのとか云うのではなく、またアンプやアクセサリーでの音質変化とも違う次元の、もっと基本的な所で全部が良くなったように感じる物で言葉や文章で表現しにくいのですが多くの人が経験されていますように、とにかく「良い音」なのです。
そのような中で部分的ではありますが次のような音は、余すところなく再生され、演奏や歌が今まで以上に立体的にそして情感豊かに聞こえ音楽をより深く楽しく聴くことができます。

  • 音楽の微細なニュアンスが聞き取れる
  • マイクの前の歌手や演奏家の気配が感じられる
  • 歌手のエコーやホールのエコーの余韻部分が良くわかる
  • ステージや会場の雰囲気や気配が聞こえる
  • 音の定位、前後感がよくなる、等々

ソフトに録音されていても以上のような音は電源ノイズが多い環境で聴きますと、それにマスキングされて聞こえにくい場合があります。
これらの音がどの程度録音されているのかはアイソレーショントランスを使用して、電源ノイズを取った時と聴き比べをしてみないと知ることはできません。