FAQ

アイソレーション・トランスについて (1)

申し訳ありませんが「トランスの周波数減衰曲線」及び アモルメットコアの磁気的なデータに関しまして通常の「データシート」に類するものはありません。
ノイズデータを気になされる方も多いようですがオーディオに使用する時はデータにとらわれず音で判断する必要があると思っています。データだけでしたら優れた物がたくさんございます。
当社としましては実際に音と映像に悪影響を与える所のノイズを取れれば良しとしていますので実際のテスト結果を大事にしてデータの方はあまり気にしていません。

アモルメットコアについて (11)

申し訳ありませんが「トランスの周波数減衰曲線」及び アモルメットコアの磁気的なデータに関しまして通常の「データシート」に類するものはありません。
ノイズデータを気になされる方も多いようですがオーディオに使用する時はデータにとらわれず音で判断する必要があると思っています。データだけでしたら優れた物がたくさんございます。
当社としましては実際に音と映像に悪影響を与える所のノイズを取れれば良しとしていますので実際のテスト結果を大事にしてデータの方はあまり気にしていません。

アモルメットコアに方向性はありません。NS、NSTにも順序はございませんし、隙間の開け方も自由です。ケーブルの端子間に入っていれば端でも真中でもノイズ防止効果に変わりはありません。
使い方としてはL,Rチャンネル同じようにしてください。
一本のケーブルで連続して同じコアを複数個使用することは、弊害はございませんが
綺麗になった所をもう一度掃除するようなもので、ノイズが大きい時は効果があると思いますが基本的には、あちらこちら他に使用した方が良いと思います。

一般論として、電源を始めとする外部環境や使用機器によりオーディオシステム内におけるノイズの大小や流れ方は千差万別で一概にどこが一番と決めることができません。
したがいまして「効果が高い順番」につきましても申し訳ありませんが使用してみなければわからないというのが現状です。
アモルメットコアは使いまわしができるのでいろいろと試しみてください。
なおバランス伝送はノイズに強いのですが実際にコアを使用してテストをしてみますと良くなることが多くありましたので試してみられることをおすすめします。

ケーブルはライン、電源を問わず行き帰りの線を必ず一緒に通してご使用ください。
穴にΩ状に入れてお使い頂くのではなく、貫通させて頂く事で正しい効果が得られます。

ライン用、スピーカー用は中心の穴にプラスマイナス両方の電線が無理なく一緒に通るくらいが適当です。ACアダプターの直流出力側に入れる場合は、中心の穴がプラグの大きさより一回り大きく、直流出力コードを1~2回まける程度の物を選んでください。
当社では音質上の理由によってコアの電磁特性を変えたものを2種類用意しております。
基本的にはNSシリーズをお選びください。
「NSTシリーズ」のアモルメットコアは基本的にノーマルモードノイズ用で単独ではノイズ防止効果は少なく、音に一番影響をあたえているコモンモードノイズを取るためには超Hiμタイプの「NSシリーズ」を使用してください。
NSTシリーズのアモルメットコアはNSシリーズとノイズに対する適応周波数が違います。重ねて使用することで音に少しですがさらに厚みと落ち着きを加える物です。お好みでNSシリーズに重ねてご使用ください。
なお通常はNSシリーズのみで構いません。

PC電源のノイズ軽減に関しましては
PC自身が内部で多くのノイズを発生しているため、電源アダプターにアモルメットコアを入れて出力ノイズを軽減しましても結果的には何も改善されないことの方が多いと思われます。
ディスプレイ一体型のPCでは画質の向上は難しいかもしれませんが外付けディスプレイとケーブルで接続してあるのでしたらケーブルにアモルメットコアを入れるのは効果があります。
またPCよりUSBケーブルで信号を送る場合は音も映像もアモルメットコアを通しますと効果はあります。
LANケーブルを使用する時もアモルメットコアを通しますとデータがより正確に送れますのでいろいろと改善されるものがあります。
(USB-B、LANケーブルにはNS-295が適合します)

基本的にノイズに対する効果に変わりはありませんので大丈夫ですが機器の振動を直に受けますので音質はケーブルに付けた時と少しですが違いが出るかもしれません。

アモルメットはノイズ防止用チョークコイルのコアで、オーディオで有害な高周波数ノイズを除去するために大変重要なパーツです。コモンモードチョークコイルは音声信号等に対しては一切の影響を与えず高周波のノイズに対してのみ大きな抵抗として働きノイズを防止します。
音質向上に効果的な使用箇所は、主としてCDプレーヤー、DACの出力コード等オーディオ機器間のラインケーブル(インターコネクトケーブル)、スピーカーケーブル、ACアダプターのDC出力コード等です。
ライン用、スピーカー用はコアの中心の穴に線を通すだけです。この時大切なことはラインケーブルでもスピーカーケーブルでも「全てプラスマイナスを必ず一緒に通すこと」です。これでノイズ防止に最も効果的なコモンモードチョークとして動作します。
ステレオ等チャンネル数が複数ある場合は各チャンネルごとに行ってください。
入れる場所は端でも真中でもかまいません。シールド線は通すだけで、2芯シールド線はシールド線も一緒に通してください。グルグルと巻きつける必要はありません。通すだけでチョークコイルとして働きます。
1つのラインケーブル等に2個のコアを使用して、プラス側マイナス側それぞれにコアを入れている例をインターネット上で多く見かけますが、アモルメットコアにおいてはそのような使い方は電気的にも音質的にも好ましいものではありません。電線は必ずプラスマイナス一緒に通してください。
ACアダプターに入れる場合は、直流出力コードを中心の穴に通しながらコアに1~2回巻き付けた方が効果的な場合もあります。
コアは衝撃を与えると破損したり、特性が悪化することがありますので丁寧に扱ってください。

一つのコアにバイ・ワイヤリングで使用するケーブルをまとめ通すことは4本でも6本でも一緒にして問題ありません。4本のケーブル(同じ信号のプラス・マイナスを2セット)を、まとめて1個の穴に通しても大丈夫です。

ノイズには大きく分けてコモンモードとノーマルモードとがありますが、可聴帯域を超える高い周波数で音響的にわるい影響を及ぼしていますのは主としてはコモンモードノイズです。
アモルメットコアは基本的にコモンモードノイズ対策を行うための物です、したがいましてケーブルはライン、電源を問わず行き帰りの線を必ず一緒に通して下さい。線一本に一つの小さいコアを単独使用しますと電気的作用は全く違うことになり電源においてはノイズ防止効果としては問題があります。
なお、電源におきましては扱う電力とノイズの質がオーディオ機器間のラインレベルとは大きく違うため使用環境(地域環境)によってはアモルメットコアの単独使用より更なる本格的なノイズ対策を行った方が良い場合もあります。
その場合には当社のNXPシリーズやPLCシリーズのような音響特性の良いノイズフィルター付きの電源コンセントもあります。

インレットソケットからコンセントへ配線する場合、ライブ、ニュートラル、グランドを全てアモルメットに通すのがいいのか?それともライブとニュートラルのみアモルメットへ通し、グランドは通さない方がいいのか?
これに関しましては、電源が100VでしたらどちらでもOKです。
その理由としまして最近の大地アースは、大型の電気機器のノイズを含むアースが
感電防止等の安全のために接続されていてノイズのごみ捨て場状態になっています。
したがいましてオーディオ機器の様にノイズに敏感な機器は接続しない方が正しいのです。
ノイズはアースからも侵入してくるので壁付けコンセントのアース(大地アース)はオーディオ機器に於きましては音質のためには接続しないのが一般的で正しいのです。
そのため日本国内の高級オーディオ機器は3口の電源ケーブルを使用するようになっていても音質のため機器内のアース端子をどこにも接続していない物が多いようです。
なお通常の機器が二線式のケーブルで使われているようにアースを取らなくても電気的な心配はございません。

また誤解されやすい話しとして「アースを取るとノイズが減る、アースを取らないと機器が不安定になる」という電子機器内のシールドやシャーシアースの場合と電源のアースとは全く別の話です。 電源アースを取れない宇宙船、飛行機、ノートパソコン等、いずれも問題なく動いています。 繰り返しになりますが一般的に壁付けコンセントの電源アースはノイズ防止には関係なく感電防止が主な目的です。

以上、少しわかりにくい話ですがこの辺りは電気技術者でも間違っている方もいらっしゃいます。 その様な訳で電源コードの2P,3P、シールド有り無しはノイズとは関係ありません(200~240Vで使用する場合は除きます)。