アモルメットはノイズ防止用チョークコイルのコアで、オーディオで有害な高周波数ノイズを除去するために大変重要なパーツです。コモンモードチョークコイルは音声信号等に対しては一切の影響を与えず高周波のノイズに対してのみ大きな抵抗として働きノイズを防止します。
音質向上に効果的な使用箇所は、主としてCDプレーヤー、DACの出力コード等オーディオ機器間のラインケーブル(インターコネクトケーブル)、スピーカーケーブル、ACアダプターのDC出力コード等です。
ライン用、スピーカー用はコアの中心の穴に線を通すだけです。この時大切なことはラインケーブルでもスピーカーケーブルでも「全てプラスマイナスを必ず一緒に通すこと」です。これでノイズ防止に最も効果的なコモンモードチョークとして動作します。
ステレオ等チャンネル数が複数ある場合は各チャンネルごとに行ってください。
入れる場所は端でも真中でもかまいません。シールド線は通すだけで、2芯シールド線はシールド線も一緒に通してください。グルグルと巻きつける必要はありません。通すだけでチョークコイルとして働きます。
1つのラインケーブル等に2個のコアを使用して、プラス側マイナス側それぞれにコアを入れている例をインターネット上で多く見かけますが、アモルメットコアにおいてはそのような使い方は電気的にも音質的にも好ましいものではありません。電線は必ずプラスマイナス一緒に通してください。
ACアダプターに入れる場合は、直流出力コードを中心の穴に通しながらコアに1~2回巻き付けた方が効果的な場合もあります。
コアは衝撃を与えると破損したり、特性が悪化することがありますので丁寧に扱ってください。
アモルメットコアはどこにどうつける?
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アモルメットコアについて